2017年夏、スーパーフラワー誕生

おとぎ話の世界観を創り出すスーパーフラワー。本物以上の感動を与えてくれる魔法のお花です。

本物を超える、美しさと強さを。
スーパーフラワーは、技術と想いを重ねて生まれる“新しい花”。その技術を広げ、人生の選択肢を増やす。スーパーフラワー協会は、花とともに生きる道をつくります。

スーパーフラワー誕生秘話

花の力で、人の可能性を咲かせる。

高級紙で彩られた花々とともに、夢のような世界を形にした——それが、アートフラワー「スーパーフラワー」のはじまりです。

2016年、熊本地震を経験した私たちは、地方にいながら全国レベルの仕事ができる仕組みをつくりたいと強く願い、全国規模のプレゼンテーション大会に挑みました。

「継続的な仕事こそが、被災地の未来を支える」——その想いに共感し、手を挙げてくれた企業のひとつが、熊本に本店を持つレイメイ藤井です。

私たちは金銭的な支援ではなく、継続的な仕事を望んでいました。その結果としていただいたのが、「紙を売るECサイトの構築」という実務的な依頼。

そしてこの出会いから、「売る商品」ではなく「作り出す体験」を届けたいという想いが芽生え、“つくる工程”そのものを楽しめるキット商品の提案へとつながっていきます。

つくる人を育てる、という選択

スーパーフラワーは2017年に商品化されて以降、EC販売よりもイベント装飾や演出の依頼が急増し、手作業でしか実現できない繊細な花の需要が広がっていきました。

しかし、品質を保ちながら応えるには、「つくり手を育てる仕組み」が必要でした。そこで2019年、花の技術を学び、誇りある仕事として続けていける仕組みとしてスーパーフラワー協会が誕生しました。

協会の役割と仕組み

スーパーフラワー協会は、SuperFlowerの技術を「仕事」に変えるために存在します。クラフトや趣味の延長ではなく、美しさと手仕事の価値を正当に評価し、継続的な収入ややりがいにつながる道を支えることが私たちの使命です。

  • 手に職をつけたい
  • 好きを活かして働きたい
  • 家庭や地域と両立できる柔軟な働き方がしたい

そんな方々に向けて、協会では2つの道を用意しています:

  • 花職人コース:制作技術を高め、作品としての完成度を追求
  • 認定講師コース:技術を教える力とマネジメント力を磨き、伝える側へ

等級制度・研修体制・実践の場の提供を通じて、誰もが自分のペースでステップアップできる仕組みを整えています。

活動実績と展開

  • 全国20名以上の認定講師を育成
  • 受講者は200名を超え、各地で教室やイベントを開催
  • ギフトとしても好評で、オリジナル胡蝶蘭などを展開
  • 海外ファッションウィーク(ミラノ・パリ)での作品披露
  • 2025年大阪・関西万博では迎賓館の装飾を担当
  • 百貨店催事、有名ブランドからのオーダーも対応

これからのビジョン

SuperFlowerは、“美しさを仕事にする技術”です。つくる人が、誇りと可能性を持てる世界を目指して、協会は次のステージへと進んでいます。

  • 花職人や講師が、憧れられる存在になること
  • 地方や家庭の事情に左右されず、自由に働ける仕組みをもっと広げていくこと
  • 日本発の技術として、世界に通用するブランドを築いていくこと

熊本から始まったこの花が、全国に、そして世界に咲き誇る日を目指して。スーパーフラワー協会は、これからも「人の可能性が咲く場所」であり続けます。