SuperFlowerで活動する人インタビューvol.7

SuperFlowerで活動する人インタビュー 2025.05.29
SuperFlowerで活動する人インタビューvol.7

スーパーフラワーインタビュー第7回は、家族の想いを胸に、紙の花で新たな人生の一歩を踏み出した認定講師 加藤 美幸さん(福岡県)

紙業界を盛り上げたい/Miyuki‐Kato

福岡県糟屋郡篠栗町に住んでいます。家族は主人と3人の子ども。
長男は2年前に病気で他界しましたが、紙業界を盛り上げようと一生懸命働いていました。
私は現在、家業である紙の保管・加工・配送を行う会社で経理を担当しています。

趣味は観劇と旅行。ジャンル問わず舞台を見るのが好きで、旅も心のリセットになります。パリへは学生時代から数えて3回訪れました。最近ではSuperFlowerの一員としてパリファッションウィークに参加させていただき、仲間と過ごす時間がとても貴重で印象深かったです。

スーパーフラワーとの出会い

訪問介護に来られていた看護師さんから「紙の講座に通っているお友達がいる」と伺ったのが最初でした。
紙の業界に関わる私にとって、思わず反応してしまう言葉で(笑)。調べてみると、すぐにSuperFlowerにたどり着きました。

最初は2023年6月、ワークショップに参加しました。
その後講座を受講し、2024年12月には認定講師になることができました。課題合格の際には、ふすま越しに聞いていた長男も一緒に喜んでくれて…。年齢に関係なく、新しい挑戦にワクワクする自分がいることが、とても嬉しかったのを覚えています。


普段の生活の中で、どのようにSuperFlowerと関わっていますか?

平日は会社勤務ですが、木曜の夜はヨガ、金曜の午前中は町の体育館でバドミントンをしています(といっても、ご近所さんとのおしゃべりがメインですが笑)。
週末は胡蝶蘭の制作や、現在受講中のアートコースの作品作りに取り組んでいます。

SuperFlower講座は月に2回、福岡校で開催しています。
講座前に皆さんの納品された花を見る時間があって、それぞれの作品を囲んで話が弾む、心地よい空気があります。そこから学びの時間に入っていく流れがとても好きです。

パリファッションウィークではどんな経験を?

今回は現地集合・現地解散での参加でしたが、無事に一人で現地入りできたこと自体が私にとっては大きな一歩でした。
現地では、デザイナーである代表と直接話しながら、MICOHANA作品に込められた想いやビジュアルイメージについて意見交換する機会にも恵まれました。

インスタライブを担当させてもらったのも思い出深いです。
「SuperFlowerをどう見せるか」「どんな言葉で伝えるか」を常に意識しながら取り組みました。
また機会があるなら、ぜひまた挑戦したいです。

好きな花や印象に残っている作品はありますか?

洋花のふんわりとした雰囲気が好きですが、最近は“凄花”に改めて魅了されています。
特に壁面装飾に使われた作品を見た時、その存在感に心を打たれました。

制作中に「想像以上にかわいい!」と思える瞬間があると、それだけでテンションが上がります。
自分の手から生まれた花に驚かされる——そんな時間が日常の中にあるのがSuperFlowerの魅力だと思います。

SuperFlowerを通じて大切にしていることは?

出会いですね。年齢や地域、バックグラウンドの異なる方と出会えるのが、この活動の素晴らしいところ。
以前、会社で社員さん向けにワークショップを開催した際、普段あまり関わりのない部署の方とも花づくりを通して距離が縮まりました。

家族とも「今度はここに行ってみたい」、「こんなことをやってみたい」とよく話します。
それぞれ進む道は違っても、“やりたい”という気持ちはきっと同じ。
私も私なりの方法で、日々前進していきたいと思っています。

これからスーパーフラワーに出会う人へのメッセージ

スーパーフラワーには、たくさんの「想い」を抱えた方が集まっています。
私自身、病院へのお見舞いや供花のシーンで「スーパーフラワーなら届けられる」と実感したことが何度もあります。紙でできた花だからこそ、どんな場面にも寄り添える。
そしてそれは、“届ける”だけでなく“繋がる”ためのツールにもなると思うんです。
「また会おうね」「次は一緒にやろうね」そんな気持ちを花に込めて伝えられる——それがSuperFlowerの価値だと思います。

私は、まだまだ経験もスキルも途上ですが、自分にどんな付加価値をつけられるのかを常に考えています。
技術だけでなく、想いを伝える力も磨いていけたら。

「この星の片隅でめぐりあえた奇跡」を、大切にしていきたいです。

加藤さんのInstagramはこちら
https://www.instagram.com/kato.1029/